人の絵を描くのは、実は子供達には人気ないのです。
かわいい少女漫画風の顔を、暇になったときにちょこちょこっとじょうずに描ける子も、人物像を描くのは好まないのです。
ところが絵の中に人物が入ると、その絵は途端に生き生きとした表情になるのです。
なぜってそれは、人物が絵の中で何かしているからです。
ストーリーが生まれます。
寝ているのではありません。
携帯をいじっているのではありません。
本を読んでいるのでもありません。
何かして動いているからです。
そこで、「人が何かしているところ」というお題で、何しているところを描こうかな~と考えます。
場所はどこなの?
季節はいつ?
時刻は昼間?夕方?えっ、真夜中?
その人は誰?あなた?おじいさん?
絵を描きながら、構想が変わっていっていいのです。
同時進行で題名も決めていきます。これも変更OK。
最終的には絵の内容と題名がどんぴしゃり。
題名をつけることによって、絵もそれに合わせていくので、求心力が高まります。
という具合で描きました。
次は人物だけを抜き出して画像にしてみました。
小1年生から小6年生まで、いろいろポーズを考えて描きました。
お約束をつくりました。
手と足と頭は胴体から生えているということ。
手は肩も肘も手首も動かそう。
折れ曲がるところは肩と肘と手首だけ。
その途中で曲がったら骨折してしまう。
足も、股関節と膝と足首は大いに動かそう。
あら、活動的なポーズになったね。
そう、それがこの課題の目的。
この人型からストーリーを逆決めでもいいですねー!
人型込みの絵の紹介はまた今度。