灰色のクレヨンで囲いをつくって、そこにそれぞれ水彩色鉛筆1色を塗ります。溶かして乾かします。
複数個つくったら2区画にまたがるように新たな囲いをつくって違う色を塗って溶かして乾かします。
色が重なって新しい色ができます。
2色塗り重ねて一緒に溶かすよりも、1色ずつ乾かしてから重ねるほうが濁らず透明感があります。
まだ時間があったら、灰色の囲いを増やして新たな色を塗っていきます。
途中で終わっても、紙いっぱいにつくっても作品として成り立ちます。
次の作品です。水彩色鉛筆をそれぞれ離れたところに2色ぎゅうぎゅうと描きます。
2色をつなぐように溶かします。
その次に、別の1色を描いて、さっきの色と結ぶように溶かします。
こうやってどんどんつなげていきます。
紙の下まで行ってしまったら、途中で枝分かれするように色をつけていきます。
初めから枝分かれできるように、うねうねとつなげていったほうが便利にできます。
これも時間が来てしまったら、そこで終わりにしても作品が完成します。
作業はその子その子によって早い遅いがあります。
どちらがよいかということはありません。
その子が思いの丈を表現してくれることが大事です。
一生けんめいやってすべて吐ききれたと思った時が完成なのでしょう。
終わったー!と言った時、どれどれ?ああ、こんとこ、もう少し付け足してみようなどとアドバイスすると、あ~ホントだ、やってみる~と応じることもあれば、もうやることない、って言う時には、そこでやめたほうがよい、それは本人が意に背いて付け足したものは壊れ始めるからです。
それで、課題終了時間、あるいは終了日にちがそれぞれ異なるわけです。
そこで、そんなときのために年間予定課題には記さない小さな制作を用意しておきます。